テルビナフィンはなぜ水虫に効く?

水虫の原因菌とされる白癬菌は、一般的に真菌と呼ばれるカビの仲間であり多くの皮膚真菌症を引き起こし、足の皮膚に感染したケースを足白癬と呼び白癬菌が感染した部位により、爪白癬、生毛部白癬、頭部白癬と呼ばれています。又、性行為感染症のカンジダは、皮膚の常在菌の一種とされていますが、白癬菌と同じカビの仲間です。
皮膚糸状菌とも呼ばれる白癬菌は、白癬菌属と小胞子菌属、表皮菌属分類されており、日本ではトリコフィトンルブルムやトリコフィトンメンタグロフィテス、トリコフィトントンスランスなど10種類の白癬菌が人に感染しています。白癬菌は、動物から人へ感染する白癬菌も確認されており、犬の小胞子菌でミクロスポルムカニスやハリネズミのバラエティーエリナセイなどが知られています。
水虫の治療に用いられるテルビナフィンは、強い抗真菌活性作用と幅広い抗真菌スペクトルを有するアリルアミン系の経口型の抗真菌薬であり、有効成分が腸から吸収されスクワレンエポキシダーゼ阻害作用によるエルゴステロール合成阻害作用の効果が期待出来ます。
テルビナフィンに含まれるスクアレンエポキシダーゼ阻害薬は、高コレステロール血症の治療薬としても処方され、真菌細胞内ではスクワレンの代謝を阻害し真菌内にスクワレンを蓄積させ、細胞膜を構成するエルゴステロールの生成を阻害します。
人間の細胞膜は、リン脂質による脂質二重層構造になっておりエルゴステロールで構成されていない為、テルビナフィンは選択的にエルゴステロールに対して毒性を発揮し、白癬菌の細胞膜を破壊し白癬菌を死滅させます。又、テルビナフィンは、低濃度でも白癬菌に対して有効な薬理効果を発揮する点も水虫に良く効く理由です。
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